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私にとって「読書」とは…、何やろな〜?暇つぶしってのもありますが、論理的思考を訓練するためにヒントを得るためのものとでもいいますか、ある物事を捉える際の色んな視点を養うためのものとか…。なんか漠然としてますが、かしこい人が書いた文章をたくさん読んで、自分なりに消化して行けたらと思っています。

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1

さおだけ屋はなぜ潰れないのか

著:山田真哉

インパクトのあるタイトルですが、実はこの本、会計士の人が書いており、サブタイトルは、「身近な疑問から始める会計学」です。内容は、7つのエピソードに分けられています。「さおだけ屋が潰れない理由」については、その中の1つのエピソードに過ぎません。個人的にはエピソード3の「在庫だらけの自然食品店」も面白かったです。また、エピソード7の「数字に弱くても数字のセンスがあればいい」。これは必読です!

2007.xx.xx
2

使える読書

著:斎藤孝

私にとって"読書"の目的を明確にしてくれた本であります。「本は読むものとして存在するというのが普通の考え方。そうではなくて、読んで"書く"ためにある、"話す"ためにある」。そうすることである場面で"引用"できたり、話のネタにできたり、センスを磨けたりする。読書して何かを得ないといけない。何かを得るには、読んで得たことを確定させる意気込みが必要!この本はそれを教えてくれました。 2007.xx.xx
3

ウェブ進化論
〜本当の大変化はこれから始まる〜

著:梅田望夫

「グーグル」とは、単にウェブ検索技術を提供してくれる便利なツールという認識しか私にはありませんでした。「グーグル」という会社はなんと、"世界中の膨大な情報を整理し尽くす"という視点に立っているんです。凄いですね。世界征服を目論んでいるのではないかと思わせられます。私のやっている仕事なんかホンマにちっぽけに感じられます。

また、私が「ブログ」をやってみようと思い立ったのも、この本を読んで受けた影響が大きいです。その他、「Web2.0の本質とは何か」「ロングテール現象とは」「ウィキペディアは信頼に足るのか」など、現在のウェブ社会を様々な角度から捉えて論述されています。

2007.xx.xx
4

不動心

著:松井秀喜

ゴジラ松井著の話題作です。私はジャイアンツファンです。松井選手がとりわけ好きだったわけではありませんでしたが、彼がメジャーに行くことになったときは正直淋しかったです。それにも増して残念だったのは、2006年5月、松井選手が試合中に左手首を骨折し、連続試合出場記録が途絶えてしまったことです。どこまで記録を伸ばすのかと見守っていただけに、あのケガは私にとってショックでした。後になってテレビで彼は語っていました。「いつか連続試合出場が途絶える日が来るんじゃないかと内心怖かった」と。しかしこの男、どこまでも底抜けに前向きです。マイナスをプラスに変える思考法で、数々の挫折を乗り越えています。"モノは考えよう"とは言いますが、本当に元気が貰えます。ネガティブ思考な方にお勧めの1冊です。 2007.xx.xx
5

コピー用紙の裏は使うな!
〜コスト削減の真実〜

著:村井哲之

この本のタイトルもなかなかインパクトがあります。テーマは企業の"コスト削減"です。1枚何十銭のコピー用紙をケチることによる対価がいかに大きいかに始まり、コスト削減の間違った認識と、正しいコスト削減のやり方、コスト削減の成功事例を示しています。また、コスト削減は「経営」と「現場」の隙間を埋める最高のミッションであると説いています。社員のモチベーションもアップし、業績もアップ!! 社長さん、取締役クラスの方々、現場の管理者、係長クラス、一般社員…って全部やんけ!! 会社の風土を変えたいとか、組織の活性化を図りたい、風通しの良い職場環境にしたい などと考えては見るものの、漠然としていて一歩が踏み出せない・・・。そんな悩みを解決するための切り口が得られるかも知れません。

2007.xx.xx
6

食い逃げされてもバイトは雇うな
〜禁じられた数字<上>〜

著:山田真哉

これまたインパクトのあるタイトルですね。あの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」の著者が放つ第2弾です。「さおだけ屋」でも数字のセンスについて触れていましたが、この本では全編を通して、数字の見方、数字による順序性の表現価値の表現について説いております。例えば"Web2.0"というネーミングの凄さ。この"2.0"という数字によって、過去のものが"1.0"であったという前提を示し、なおかつ将来は"3.0","4.0"と進化していくことまで連想させてしまう。また"タウリン1000ミリグラム"というキャッチフレーズで売り込むドリンク剤。1000ミリグラムはたかだか1グラムに過ぎないわけですが、"1000" "1" とでは見え方が全く違いますね。悪く言えば、広告をみたりなどして情報を得る我々は数字に騙され、踊らされているわけです。この本を読んで数字のセンスを磨けば、世にはびこる数字のトリックを見破ることができるようになるかもです。

2007.xx.xx
7

ハンバーガーの教訓
〜消費者の欲求を考える意味〜

著:原田泳幸

日本マクドナルド社長が執筆した本です。マクドナルドといえばマック。マックは日本全国に3800もの店舗があるそうです。石を投げればマクドナルドに当たる言っても過言ではないでしょう。そんな数ある店舗を束ねる社長の経営論が展開されています。そんなマックの経営理念はスーパーコンビニエンス、つまりは徹底した利便性の追求です。待ち時間が短いとか、ドライブスルーは以前からありますが、最近24時間営業のマックが増えて来ています。つまりマックが追求する利便性とは、客の視点に立った利便性だということです。儲けるにはやはり客の立場になった商売戦略が必要なのでしょうね。あと、この本で印象に残った一文は「成功したという安堵感を持ったときが最大の危機になる」です。凡人は一度成功を収めたり、目標を達成したりするとその後は…?となったりするものです。この社長は「目標は単なる通過点に過ぎない」と言い切っています。カッコ良過ぎです。

2008.1
8

ウェブ時代をゆく
〜いかに働き、いかに学ぶか〜

著:梅田望夫

No3で紹介しましたが、梅田望夫さんが放った「ウェブ進化論」の完結編です。「ウェブ進化論」では、IT関連コストの低下に伴うウェブ社会の地殻変動リアル社会とのウェブ社会との関係との変化について、あらゆる視点から捉えた論考が示されていました。そして今回の「ウェブ時代をゆく」では、「ウェブ進化論」で示された現在進行形の地殻変動に対し、「それじゃこれからどうすればいいの?」「いかに働いて行くか、いかに学んで行くか、いかにして生きていくか」について論述されています。IT関連の職業に携わっている人にとっては、必読と言えるのではないでしょうか。

2008.1
9

脳が冴える15の習慣
〜記憶・集中・思考力を高める〜

著:築山節

話しを聞いても文章を読んでもスラスラと入ってこない、よく知っているはずのことが思い出せない、思考がすぐに中断してしまう…などの症状。これは脳の働きが弱っている証拠です。私もこの本を読んで、自分に当てはまる症状がいくつかありました。非常に危機感を覚えました。このままでは早々にボケてしまうんやないかと…。この本には若々しい脳を取り戻すために何をすべきかが、具体的に示されています。端的に言えば"脳にとって良い生活習慣を身に付けること"です。読んだだけで頭が良くなった気持ちになるかも知れませんが、そこで終わったらダメですね。この書評を書いてて改めて思いました。ポイントは「脳は基本的に怠け者であるということを自覚すること」「私生活のちょっとした工夫や習慣づけをすること」です。どうやらブログを書くのも脳の働きをよくするために有効なようです。

2008.1

 



 

 

 


 
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